冬になると急増する腸の不調
冬になると腸の不調、具体的には便秘や下痢、お腹の張りを訴える人が急増します。
その原因の最たるものは「冷え(寒さ)」です。
なぜかというと、冷えて腸の緊張度が増してしまうからです。腸は緊張や冷えを嫌う臓器といわれています。
温かく柔らかく、血液循環のよい腸が理想ですが、寒さで血管が収縮すれば腸は緊張度を増し、血液循環が滞って「いい動き」ができなくなります。
◆腸が弱るとこんなに残念なことが
いい動きとは、カラダに必要な栄養素をきちんと吸収する、カラダにとって不要な老廃物をきちんと出すことです。
栄養素が吸収できないと代謝や消化機能、免疫機能が低下しがちになってしまいます。
代謝機能の低下は冷えと太りやすさを招き、消化機能の低下は下痢を引き起こしやすく、免疫機能が低下すればインフルエンザウィルスや腸炎に罹りやすくなります。
また、腸が冷えて老廃物が出にくければ、体内に老廃物が長時間滞留します。
すると便秘はもとより、老廃物が血液中を巡ることで体臭や口臭、肌荒れ、つかれやすいなどの不調も引き起こされてしまうのです。
◆不調の腸を快調→快腸にする方法
消化、吸収、免疫、排泄機能に関係する腸の不調を改善するためには、冷えた腸を温かい腸にすることです。
「腸の血行をよくする」、代謝を促す「ビタミン・ミネラル・酵素を摂る」を心がけましょう。
腸の冷えを取る具体的な方法は「食事」と「運動&マッサージ」によるダブルアプローチです。