食事が与える心の影響 おすすめの栄養と健康知識

役に立つ おすすめの栄養と健康の知識

 

食事が与える心の影響 うつ予防

 
現代人に急増しているうつ病。 「自律神経失調症やうつ病は栄養の不足からなる」という説があります。 

心の健康を保つ上で、外すことができないのが食生活です。
なぜなら気分に大きな影響力をもつホルモンは、食べ物を原料とし、食事に影響を受けているからです。
「何をどのようにして食べるか」は心の健康にも大きな影響力をもっていることを忘れないでください。
 

食事以外にも私たちの心の平和に必要不可欠なものがあります。

それは「太陽(日光浴)」です。
日照時間の少ない国や県は、うつ病や自殺が多いことで知られています。
心の元気がなくなった時、まず元気を作る材料を充分に摂ること、そして朝日を浴びる生活を営むことを心掛けてください。
 

セロトニン
脳内ホルモン「セロトニン」は、私たちに持続的な満足感、幸福感、安心感をもたらすホルモンです。

目の網膜が朝日をキャッチするとセロトニンが分泌されます。
セロトニンが分泌されやすい時間は早朝です。
理想的には朝の5時に起きて朝日を浴びると分泌されやすく、午後の光ではほとんど効果はありません。
早起きは幸福な人生の秘訣ですね。
 

一日を気分よく過ごすためには、脳内ホルモンの材料をしっかりと食事から供給する必要があります。

心の平和のために食べるようにしたいのが必須アミノ酸の「トリプトファン」を含む食材です。
トリプトファンはビタミンB群やマグネシウムとともにセロトニンの材料になるため、心の平和や食欲のコントロールには欠かすことのできない栄養素です。
カゼイン、鰹、湯葉、高野豆腐などに含まれています。
 
 

余談ですが、甘い物や糖質を多く含むものを食べると血液中の糖の量=血糖値は急激に上昇します。

その上昇度が高いと「シュガー・ハイ」といって、食後にハイになることがあります。
ところが、血糖値は上昇度が高いほど急降下しやすい傾向にあり、こんどはイライラしたり集中力を欠いたり、落ち込んだりする反動があります。
甘いものやご飯を食べるとご機嫌になって、お腹が空くと不機嫌になる、眠くなる。
これは食べ物のホルモン分泌がダイレクトに影響している結果になります。
女性であれば、生理前にイライラしたり落ち込んだりするなど、ホルモンがメンタルに及ぼす影響を体感したことがあるはずです。
心の平和を保つためには、血糖値を乱降下させない「低G1」の食べ物を選ぶことや、血糖値の安定に役立つ栄養を不足させないことも大切です。
 

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