食事が与える心の影響 おすすめの栄養と健康知識

役に立つ おすすめの栄養と健康の知識

 

砂糖の摂りすぎに注意

 

「砂糖の取りすぎは体にさまざまな悪影響を与える」と、よく耳にしますよね。
しかし「脳の活動のためには欠かせない」ともいわれ、リフレッシュしたい時に甘いものを食べるなど、ほどほどに摂取するよう心がけている人は多いと思います。
 
ところがある記事によると、実は砂糖は取らないに越したことはないと書かれていました。
なぜなら、脳に必要なブドウ糖は、米や芋などの炭水化物から体内でつくりだすことができるからです。
糖分を摂取する必要性はなく、さらには砂糖はタバコ以上に依存性が強いともいわれ、一度甘党になると砂糖のない生活を送ることは極めて難しくなることから、糖質依存症になる前に、生活の中から少しずつ砂糖を減らす意識を持つことが必要とのことでした。
 
 
「砂糖は脳のエネルギー」などとテレビCMを流すことで、さも体に必須の栄養素のように主張している砂糖業界の思惑に乗ってはいけない。さらに言えば、「百害あって一利なし」ということです。
 
菓子や清涼飲料水などに含まれる砂糖を取り続けることで、糖尿病になるリスクをはじめ、近年は低血糖症のリスクも指摘されています。それは、多量の砂糖を摂取すると急激に血糖値が上がり、体内ではインスリンが大量に放出されことが原因です。
その結果、一気に血糖値が下がり、体は一時的に“ガス欠”状態になります。血糖値が下がった状態では、脳が正常に働かず、集中力がなくなるばかりか、無気力になり、体を動かすのも億劫になってしまいます。
 
このような低血糖状態が続くと、脳はアドレナリンというホルモンの分泌を促し、体内の糖分を血液中に放出して血糖値を再び上げようとします。しかし、このアドレナリンは「攻撃ホルモン」「脳内麻薬」とも呼ばれ、気分が高揚し、攻撃的になりやすいという特徴もあります。近年、子どもたちがキレやすくなった原因のひとつとして低血糖症を挙げる医師や学者も少なくないのです。
 
 
◆心身を蝕む食材、砂糖
 
実は、砂糖の害はこれだけではありません。
偏頭痛やアレルギー、動脈硬化、高脂血症、高血圧症などの病気を引き起こすこともわかっています。
女性であれば冷え性をはじめ月経不順や子宮筋腫などの婦人病の原因ともなり得るのです。
 
また、免疫力が低下することも明らかになっており、あらゆる病気にかかりやすくなるといわれているため、必要以上の砂糖の摂取には注意が必要です。

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